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株式会社アジェンダ 「宛名職人」年賀状デザイン制作

・年賀状素材50点の納品を3週間という短期間で実現、納品点数よりも多い素材を提案することで修正負荷を軽減
・グラフィックデザイナーから書家まで21人の多様なクリエイターを組織して制作、バラエティに富むデザインを用意
・遠隔地のクライアント、電話とメールだけのコミュニケーションでも的確にニーズを把握し終始スムーズな進行

予算オーバーでもクオリティの高さに魅せられて依頼

名刺作成や家計簿などのパッケージソフト販売からシステム開発まで、幅広い分野において良質なソリューションを提供する、株式会社アジェンダ。主力商品の年賀状作成ソフト「宛名職人」は、Windowsだけでなく業界で唯一Macにも対応しており、イラストや写真を中心とした素材の豊富さと利便性には多くのユーザーから高い評価を得ています。

年賀状作成ソフトは、毎年秋頃に新バージョンが発売されますが、メーカーは1年を通じて次期製品の開発に取り組んでいます。新機能の追加や操作性の向上、ユーザーインターフェース(UI)の改善、そしてイラストや写真などの素材制作など多岐にわたります。その中でも、アジェンダが今年発売を計画する新バージョン(2010年版)で力を注いでいるのが、クオリティが高く洗練された素材の制作・収集でした。

▲業界で唯一Macにも対応している年賀状作成ソフト「宛名職人」

「『宛名職人』をご愛顧いただいているユーザー様には、素材デザインに関心が高く、厳しい眼をお持ちの方が多いです。どれだけ多くの素材を用意するかも大切ですが、クオリティも大事。高品質な素材づくりは毎年心がけていますが、今年は特に力を注ぎたいと思っていました」と、プロダクト・マーケティング部の柴田久美子氏はその理由を語っています。

これまで素材は、デジタル素材の提供会社が持っているデザインの中から気に入ったものを選んだり、デザイナーと直接やり取りしたりする方法を採用していました。しかし、より良いものをお客様にご提供したい、と柴田氏は従来の方法に加え、新たなデザイン制作会社に依頼することを決断。「Webで検索しながら制作会社を選定している中でロフトワークが制作したデザインを目にし、その品質の高さに魅かれてぜひお願いしたいと思いました」(柴田氏)。

また、発注に際してはこんなエピソードも。「実をいうと、ロフトワークの見積もりは素材制作・収集にかける予算をオーバーしていたんです。それでも素材の質、デザイン性を新バージョンの“売り”にしようと考えていたので、どうしてもロフトワークにお願いしたかったんですね。なので、社内関係者の説得を頑張りました(笑)」。

短納期、限られたコミュニケーション手段でも知恵で克服

柴田氏が依頼した素材デザインデータ点数は50点。納品点数自体は特別多いわけではありませんが、制作期間が3週間と通常よりも短い点、そしてアジェンダの本社が北海道札幌市にあるため、直接会って打ち合わせすることが実質不可能という点も制作の上では大きな障壁となっていました。

プロダクト・マーケティング部
柴田久美子氏

柴田氏の依頼は「宛名職人」のターゲットユーザーである40~50代の男女向けのデザインでした。「細かな要望は特に出さずに、ロフトワークのセンスにお任せしました」と柴田氏は振り返ります。ロフトワークの担当ディレクターは、柴田氏が求めているデザインの具体的なイメージを描くため、これまで制作した年賀状素材から「かわいい系」「グラフィック系」などジャンル別に数点ピックアップしてヒアリングを実施。電話とメールという限られたコミュニケーション手段でも、詳細な部分まで要望を聞き出し、的確にニーズを把握することに努めました。

そのうえでロフトワークは、同社が運営するクリエイターネットワーク「loftwork.com」からグラフィックデザイナーや書家など多種多様なクリエイター21人をアサインして制作を開始。モチーフや構図、テキスト案の段階からクリエイターが参加することで、多彩なデザインを揃えることができました。

また今回は制作期間が短かったため、納品点数よりも多くのデザイン点数を提案し柴田氏にその中から選んでもらう手法を選択。修正にかかる手間と時間の軽減を図りました。

納品した素材に高い満足、実績評価し追加発注

ロフトワークが最終的に提案した素材は82点。結果、柴田氏が修正を依頼したのは3点だけでした。「どのようなものを提案してくれるか楽しみな反面、初めてのお付き合いでしたから、実は不安もあったんです。でも、どれも素敵なデザインで非常に満足しました。社内のメンバーも全員大喜びでした」と柴田氏は言います。

▲ターゲット別に幅広いバリエーションのデザインを制作

直接会って打ち合わせできなかったことについても、「電話とメールで頻繁に連絡してくれましたし、デザインもWebブラウザから容易に確認することができたので、全く問題ありませんでした」(柴田氏)と満足げです。

サイズやレイアウト、文字などの制限を柴田氏がほぼ設定しなかったことで、ロフトワークもクリエイターの発想を最大限生かしたデザインを収めることが可能になりました。筆文字デザイン、写真フレーム、男性向けデザイン、女性向けデザインのそれぞれで、バラエティに富むデザインを揃えることができたことも成功の一因であったと言えるでしょう。

柴田氏は今回の納品物のクオリティの高さを受け、アップルの直営店舗「Apple Store」で限定販売するタイトルに収録するための新デザイン30点をロフトワークに追加発注。アジェンダとロフトワークの新たなプロジェクトがすでに動き出しています。

内容やお客様情報、担当ディレクター情報は本記事公開時点のものです。現在は異なる可能性があります。

お客様の声

柴田久美子様

株式会社アジェンダプロダクト・マーケティング部
柴田久美子様

ロフトワークに依頼するのは今回が初めてでしたが、頂いたデザインの多様さにびっくりしました。センスが異なるさまざまなクリエイターと連携しているからこそできると感じています。クオリティの高さだけでなく、バラエティに富んだデザイン素材を用意してくれたことも満足した理由です。