Main menu

株式会社 アイ・オー・データ機器 コーポレートサイトCMS構築

・CMSの特性を熟知した設計により、運用負荷を軽減
・ユーザーが情報に到達する時間の大幅な短縮に成功
・大量なページ移行も迅速に行い、デザインの統一を確実に実施

石川県金沢市に本社を置く、1976年1月創業のパソコン周辺機器メーカー「アイ・オー・データ機器」。同社は2008年8月、コーポレートサイトにCMSを導入することで、更新作業などの運用負荷の軽減と、よりユーザーが利用しやすいサイト構成を実現しました。セミナーへの参加をきっかけに始まったロフトワークとのプロジェクトについて、ご担当者に伺いました。

月間1,000万PVのサイトが抱える課題

大手パソコン周辺機器メーカーのアイ・オー・データ機器は、メモリー、ストレージ、ディスプレイなど、多種多様な製品を製造販売し、それらを必要とするユーザーのデジタルライフを支えています。同社のコーポレートサイトは、まだ製品を手にしていないユーザーに対する自社製品のショールームであり、製品を購入したユーザーに対するサポートの窓口でもあります。アクセス数は膨大で、ページビューは月1,000万を超えています。とても重要な役割を果たしているコーポレートサイトですが、今回のリニューアル以前は、それぞれの部署で、それぞれの担当者によって更新する形で運用されていました。

Webプロデューサーの永井由香氏が、サイトリニューアルにあたって改善したいと思っていたことは主にインフラ(運用負荷の軽減)、ページ構成(ユーザーの導線確保)、デザインの統一の3点でした。

永井氏は、スタッフの運用負荷の軽減を図るためにも、リニューアルにあたってはCMSの導入が不可欠と考えていました。「CMSの導入にあたっては、いろいろなソフトを検討したいと考えていました。Webで情報を集めていて、ロフトワークは、1つに限らず、複数のCMS製品を扱った経験があると知り、それがきっかけでセミナーに参加しました」(永井氏)。

企業の担当者自らがCMSの導入事例を語るセミナーは、現場の息づかいが伝わってくるようで参考になったと永井氏は振り返ります。このセミナーへの参加がきっかけとなり、2008年2月下旬に、ロフトワークとタッグを組んだサイトリニューアルプロジェクトがスタートしました。

CMSの特性を熟知した設計により、運用負荷の軽減を実現

▲ 運用負荷の軽減を目指し検討を重ねた仕様

サイトリニューアルを行う上で最優先の課題は、頻繁に追加される新製品のぺージ制作業務の負荷軽減と膨大な製品情報の管理でした。

特に、日々追加される新製品の情報は製品が発売されるたびに手作業でページを制作しなければならず、数多くの製品がリリースされる時期は運用の負荷が非常に高くなっていました。また、「一度公開した製品情報はWeb上に残す」というユーザーサポートの姿勢は結果的に数万ページを超えるWebサイトへと形を変え、年々その管理業務は難しくなっていました。

そこでロフトワークは、日々の製品情報の追加における運用負荷を軽減するために、テンプレートによって運用負荷が高くなりそうなものは事前に仕様書に記載し、運用者との意識を合わせながら、運用者にとっての使いやすさが最大限実現される仕様を設計しました。

さらに、製品情報の管理をCMSでも行えるようにするため、CSVを使い外部のシステムと連携する仕様を提案し、問題解決への一歩を踏み出します。

ロフトワークから提案のあった仕様は、当初の課題をクリアするのに十分な要件を備えていたと永井氏は言います。「あらかじめ定義されたテンプレートに従って必要な情報を打ち込めば、ページが作成されます。専門知識が無くてもできるところがいいですね。すべてのページを手作業で更新していた以前と比較すると、ページ作成の手間は飛躍的に軽減されました」(永井氏)。

課題に確実に答えを出すことで見えてきた更なる進化

リニューアルの目的の1つであった製品ページにたどり着くまでの導線も、CMSの導入に伴い大きく改善されました。「階層構造は変えていないので、ステップは変わっていませんが、セッション数が上がって、滞在時間自体は減っています。アクセスしてきた方が、必要としている情報に、短時間でたどり着けるようになりました」(永井氏)。

CMSの導入は、新しくページを作成する際にもデザインのブレをなくし、統一がとれる環境を実現しました。ただしデザインを統一するためには、すでに存在する800ページもの製品紹介ページを新たなデザインに移行する作業が必須でした。ロフトワークはこれまでの数々のページ移行プロジェクトの経験から既存ページ構成の分析を的確に行い、クライアントと足並みを揃えて迅速に800ページのデータ移行を遂行しました。

当初掲げた課題に確実に答えを出しつつ、プロジェクトは2008年8月に一連の作業を終えました。このリニューアルプロジェクトを振り返り、永井氏はこう締めくくりました。「ロフトワークのディレクターの方には、いろいろ配慮いただいて助かりました。たとえばCMSの導入の効果を社内で説明する場面で、『今、やらなければいけないこと』の理由を伝える部分を手伝っていただいたりと、プロジェクト全体を通して細かい気遣いが非常にありがたかったですね」。

今回のリニューアルを経て、社内外の反応は上々です。しかしサイト全体を改めて見つめ直す機会を得たことで、改善すべきポイントもまた新たに浮かび上がってきました。アイ・オー・データ機器コーポレートサイトのリニューアルは、2次、3次と段階を分けて現在も進行中です。より成果を高められるサイトへと今後もロフトワークとの連携が注目されます。

▲ 進化を続けるアイ・オー・データ機器コーポレートサイト

内容やお客様情報、担当ディレクター情報は本記事公開時点のものです。現在は異なる可能性があります。

お客様の声

永井 由香様

株式会社 アイ・オー・データ機器開発本部 広報宣伝部 WEBマーケティング課
WEBプロデューサー
永井 由香様

ネットで検索したり、商品を探されている方がサイトに入ってきたとき、最もわかりやすい導線をつくりたいと考えていましたが、それが実現できました。スケジュールの調整や、情報の出し方の部分で、ロフトワークのディレクターの方にはいろいろ配慮していただき、感謝しています。

このプロジェクトのサービス